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放送大学あすなろ会
2022年を振り返って

毎年1年の終わりころ感じることは、喜ばしいことや嬉しいこともある半面、痛ましいことや悲しいことも世の中には必ず起こるという事です。コロナウィルスも感染者が増加傾向と減少傾向を繰り返しております。コロナ原因によるトラブルや問題も起こっております。しかし、コロナ対策で、世の中のオンライン化が進み在宅勤務も多くなり、家に居ながら仕事ができる様になり、オンラインでネットを使用して地方に居ながら仕事も出来るようになったなどの改革も進みました。悪いことばかり目を向けるのではなく、物事をポジティブにとらえることも大切ではと感じるこの頃です。


今年の良き出来事や変化などとしましては、


1月 iPS細胞で慶大が世界初の脊髄治療。慶応大は14日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経のもとになる細胞を作り、脊髄損傷の患者に移植する臨床研究の手術を実施したと発表した。


2月 北京五輪、日本勢のメダル冬季最多。第24回冬季五輪北京大会が4日、開幕した。大会は20日に閉幕し、日本のメダルは金3個、銀6個、銅9個の計18個で、2018年平昌(ピョンチャン) 大会の13個を上回り冬季最多となった。
藤井聡太竜王が最年少五冠。将棋の王将戦七番勝負で12日、藤井聡太竜王が 渡辺明名人に4連勝した。藤井竜王は19歳6か月で史上初めて10歳代で五冠を達成した。


3月「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞。第94回米アカデミー賞が27日発表され、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が、日本映画では13年ぶりとなる国際長編映画賞を受賞した。


4月 改正民法施行、成人年齢18歳に。改正民法が1日施行され、20歳だった成人年齢が18歳に引き下げられた。ローンを組むなどの契約が18歳から可能となる。民法の成人年齢に関する規定変更は146年ぶり。
「プライム」など東証新区分スタート。東京証券取引所で4日、新たな市場区分「プライム」「スタンダード」「グロース」の株式取引がスタートした。従来の1部、2部、ジャスダック、マザーズから再編。約60年ぶりの大規模な見直しとなった。


5月  沖縄本土復帰50年。沖縄は15日、1972年の本土復帰から50年を迎えた。


6月 堀江謙一さん、最高齢で太平洋横断。海洋冒険家の堀江謙一さんが4日、ヨットでの単独無寄港の太平洋横断に世界最高齢(当時83歳)で成功した。
ボクシング井上尚弥、3団体統一王者。プロボクシングの世界3団体バンタム級王座統一戦で7日、井上尚弥(大橋)がノニト・ドネア(フィリピン)を破り、日本人初の世界3団体統一王者に輝いた。
リュウグウ試料からアミノ酸23種。日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った石や砂から、アミノ酸が23種類見つかったと岡山大などの研究チームが10日付で明らかにした。


8月 大谷翔平、ルース以来の2桁勝利2桁本塁打。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が9日、10勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。10月には同一シーズンで規定投球回と規定打席の両方に到達。現在の大リーグ史上初の快挙となった。


9月 囲碁・藤田怜央君、9歳4か月で最年少プロに。大阪市の小学3年生・藤田 怜央(れお) 君が囲碁の英才特別採用試験に合格し、1日、国内最年少の9歳4か月でプロ入りした。
  日中国交正常化50年。日中両国は29日、国交正常化から50年を迎えた。11月には約3年ぶりに日中首脳会談が行われた。


11月 サッカーW杯で日本代表熱戦。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表はグループリーグ初戦の23日、ドイツに勝利した。その後、コスタリカに惜敗したもののスペインを下し、2大会連続で決勝トーナメントに進出した。



悲しい事件としましては、



多くの有名人が逝去されました。
2月作家・元都知事の石原慎太郎さん89歳で死去。4月漫画家の藤子不二雄(A)さん88歳で死去。7月安倍元首相が無職の男に銃撃され死亡、9月に国葬。8月服飾デザイナーの三宅一生さん84歳で死去。服飾デザイナーの森英恵さん96歳で死去。10月アントニオ猪木さん79歳で死去。日本人の貴重な人材のご逝去が本当に惜しまれました。


また、1月埼玉立てこもり、医師撃たれ死亡。埼玉県ふじみ野市の民家で27日、住人の男が医師らを呼び出して発砲し、立てこもった。埼玉県警は約11時間後に警察官を突入させ緊急逮捕。医師は胸部を撃たれて死亡し、同行の男性2人も重軽傷を負った。


2月新型コロナ感染者、1日あたり10万人超え。新型コロナウイルスの「オミクロン株」が流行し、1日の新規感染者数が5日、初めて10万人を超えた。夏には感染力の強い同株の新系統「BA・5」が 蔓延(まんえん) 。7月23日には1日の感染者数が初めて20万人を超えた。
強制不妊で国に初の賠償命令。旧優生保護法に基づく不妊手術を強制されたとして、近畿地方の男女がに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は22日、国に計2750万円の賠償を命じた。1、2審を通じて初めて国の賠償責任を認定した。3月には東京都内の男性が同様に損害賠償を求めた裁判でも、東京高裁が国に1500万円の賠償を命じた。


3月東電管内で初の電力需給逼迫警報。政府は21日、東京電力の管内で電力が22日に足りなくなる恐れがあるとして、初の「電力需給 逼迫(ひっぱく) 警報」を出し、1都8県で、家庭や企業に節電への協力を求めた。


4月知床観光船沈没事故。北海道・知床半島の沖合を航行中の観光船「KAZU I(カズワン)」が23日、消息を絶った。沈没した船体は29日に見つかった。この事故で乗客乗員26人のうち20人が死亡し、乗客6人が行方不明。


9月3歳女児、通園バスに取り残され死亡。静岡県牧之原市の認定こども園で5日、3歳女児が通園バス内に約5時間にわたって取り残され、熱射病で死亡した。県警が業務上過失致死容疑で捜査を進めている。


10月物価高騰、商品値上げ相次ぐ。原材料価格の上昇や円安の影響を受けて物価の高騰が続く中、飲食料品の値上げラッシュが1日にピークを迎えた。
北ミサイル発射相次ぐ。北朝鮮が異例の頻度でミサイル発射を繰り返し、4日には弾道ミサイルが青森県上空を通過して太平洋上に落下した。北朝鮮は11月にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、北海道沖の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。
32年ぶり円安、1ドル=150円突破。為替相場で円安が急激に進み、20日の東京外国為替市場で一時、1ドル=150円台まで下落。バブル期の1990年8月以来、約32年ぶりの円安水準を更新した。


本文を読んでくださり有難うございました。


毎年の様に社会に良き事と痛ましいことが起こりますが、新しい年が私たちにとり少しでも良き年となることをお祈りいたします。


参考文献:読売新聞オンライン『2022年日本の主なニュース』